被災地見学

石巻

 

 石巻は、被災地の中でも有名で、アクセスも良い方なので、休日になると、団体・個人を問わず、たくさんの見学者が訪れます。被災地区を、カメラを手にした人が見て回る風景も、日常の一部となった感があります。とはいえ、被災地区の多くは、もともとは普通の住宅地や漁村で、観光地ではありません。よそから、大勢の人が訪れることへの「とまどい」が、今も根強く残っています。そこで今回は、「被災地を見学するにあたって、気を付けた方がよいこと」と、「比較的、安心して見て回れる見学ルート」について、紹介してみたいと思います。

被災地見学の注意点

1.見学する場所を慎重に選ぶ

被災地の中でも、震災前から観光地だった場所や、人の出入りの多い市街地だった場所、

国道や主要県道沿いなどを回ることをおすすめします。

具体的には、のちほど詳しく紹介しますが、

石巻の市街地なら、日和山、中瀬と、門脇の県道240号沿い。牡鹿半島ですと、鮎川港と、金華山。

それから、女川町の女川港などを見る分には、問題ないと思います。

マスコミ報道ですっかり有名になった「大川小学校」のある大川地区は、

もともと小さな集落で、見学客から外から押し寄せることに、地元民の多くは抵抗を感じています。

1人~数人で、静かに訪れるならまだしもですが、

貸切バスで使って団体で訪れることは、特におすすめできません。

その他の地区についても、幹線道路から外れた漁村に入っていって、

写真を撮ったりすることは、避けたほうが良いように思います。

※石巻百景では、以前の記事で大川小学校への訪問を「外せない」としていますが、

 その後の状況を見て、少々反省しています。

2.草地や空き地に入り込んだり、車を停めたりしない

草地や空き地に見える場所にも、震災前は住宅が建っていました。

地元の人にとっては、思い入れの深い土地です。そこで肉親を失った人もいます。

立入りは避けたほうが良いですし、駐車スペースがないからと、車を停めるのもNGです。

口には出さなくとも、地元の人は、かなり複雑な思いで見ています。

見学は、道路上からに留めてください。

3.あらかじめトイレを済ませておく

見学者の多い一部の地区をのぞいて、被災地区には、トイレもゴミ箱もありません。

10キロくらい車を走らせないとトイレがない場合もあります。

前項でも書いた事情から、空き地や草地で立ち小便などすることは、避けてほしいと思います。

4.個人宅や人にカメラを向けない

被災した土地に残り、生活を続けている人も少なくありません。

そうした人の多くは、カメラを向けられることに抵抗を感じています。

同情や好奇の目で見られることに、疲れている場合も多々あります。

そのへんを配慮いただいて、見学してもらえればと思います。

列車代行バスから被災地を見る

仙台~石巻間は、現在JR仙石線が不通のため、

高速バスか、または東北本線と石巻線を乗り継いでの移動がメインになっています。

ただし、あえて移動中に被災した地区を見たいのであれば、

仙石線の代行バスを利用する方法もあります。

東名駅~野蒜駅の周辺が、津波被害の激しかった場所です。

JR仙石線代行バス時刻表(松島海岸~矢本)

JR仙石線 時刻表(あおば通り・仙台~松島海岸/陸前小野・矢本~石巻)

タクシーの上手な使い方

東京などでは、電話でタクシーを呼ぶと「迎車料金」がかかりますが、

石巻のタクシーでは不要です。

石巻の市街地であれば、タクシーを降りて、歩いて見て回り、

それからまた、電話でタクシーを呼ぶ…といった使い方も可能です。

▼タクシー電話番号

宮城交通 0225-22-4121

東北交通 0225-22-1622

東宝タクシー 0225-22-5101

黄金タクシー 0225-53- 3334 (女川町)

100円レンタカーを活用する

鉄道やバスで石巻を訪れた場合、

市内や周辺の移動には、レンタカーを使うのが便利です。

石巻駅前には「駅レンタカー」がありますが、

料金的には、100円レンタカーの方がお得です。

前日までに予約しておけば、プラス500円で、石巻駅などに車を持ってきてくれます。

コンパクトサイズが10分100円、3時間で1800円。

3時間以降は30分100円となり、6時間で2400円です。

詳しくは、100円レンタカー石巻店 0225-95-0102 までお問い合わせ下さい。