東日本大震災復興支援チャリティ講演会とは!?

 全国の実行委員が仙台大会の会議の為に山本眞氏のもと大阪に集結。前列向って右端が山本眞 実行委員長。左端が志田和浩 大会会長。前列中央が袴田勝彦 東北支部会長。右から2番目が井坂孝雄 東北支部副会長。

 「東日本大震災復興支援チャリティ講演会とは!?」 

歯科技工士、歯科関係者の集団であり、非営利団体です.

 2011.3.11の後、山本眞氏の声掛けにより氏のもとに数名の歯科技工士達が集まりました。大震災直後、山本氏は居ても立ってもおられず義援金を寄付をしに銀行に駆けつけました。その寄付した金額は個人の寄付金としては、決して少ない金額ではないのですが、被災者達にとっては決して大きな額面とはならないという現実に山本氏は虚しさを感じたのでありました。そこで山本氏は、できるだけ多くの金額の義援金を被災者達に寄付をしたいと決意し、チャリティー講演会をおこなう事を思い立つのであります。山本氏は阪神淡路大震災時のチャリティ講演会をおこなった経験が過去に有り、その経験を活かし技工士仲間に声を掛けた事が、この会の発足の始まりとなるのであります。


 海外からもチャリティーの応援供与があった!

 また、それと同時期に、スイスの歯科技工士Willi Geller氏からも東日本へのチャリティーの応援供与が有ったのであります。山本氏に声を掛けられた小田中康裕氏が、W.Geller氏からのチャリティー講演会の提案を受けており会議の結果、東京大会にて2人の協力を得る大会をおこなう事となったのであります。これは、セラミックの世界で最も有名な2人「東洋の山本眞氏」と、「西洋のWilliGeller氏」が、タッグを組んでチャリティー講演会をおこなうという歯科技工界の中でも歴史的な貴重な瞬間なのであります。これは、山本眞氏の体調の事も含め、日本以外では決して成立する事のできない非常に貴重な講演会なのでありました。山本氏とW.Geller氏の2人の意見に、山本氏のもとに集まった実行委員はこの事実に対して志気高まり賛同。そして、彼らはそれぞれの会を成功させるべく、各自熱き思いを持ってチャリティ講演会の為に静かに動き出したのでございます。


 当時、W.Geller氏は、

「こういったチャリティ、義援金は災害の直後にはみんなおこなうが、数年経つとみんな災害の事を忘れてしまう。時期を開けておこなう事の方が義援金として大切な事なんだよ。」

と言ってくれたのでありました。そして、W.Geller氏は複数回に渡りチャリティー講演会実習会,講演もおこなってくれる事を我々に約束していただいたであります。


 W.Geller氏は、こういった手作りの日本の大きな講演会等の日本人の協力体制に非常に興味を持っており、日本のこういった形の講演会に心地よさを感じているのかもしれません。その理由として、oral designグループは世界のメンバーが各地で同じ規模の講演会を行っており、日本人独特の協力体制の様な形は他国ではあまりみられないらしく、日本人の潜在意識の中にある「和」に対してW.Geller氏は何かを感じているのかもしれません。


 これも今までW.Geller氏・oral designグループに対して貢献してきたfact・宮根崇氏の今までの表には現れない功績があり、この功績無しではW.Geller氏の応援供与は語る事はできないのであります。この彼の功績によってW.Geller氏のこの応援供与が生まれたと言っても過言ではありません。


 また
、日本の歯科技工界とW.Geller氏の交流は20年以上になりますが、欧米諸国と比べて長いものではありません。そういった事からもW.Geller氏が日本人に対して如何に深い繋がりや絆を持っているのかと言う証を、皆さんも理解する事が十分できると思います。

 

Willi Geller氏のハンズオンコース時の記念写真。中央にWilli Geller氏と山本眞氏。

       Q:さて、宮根崇氏はどこにいるでしょう?

      チャリティ講演会を運営する上でのこぼれ話

 そういう経緯で本大会は、2012年の1月22日の福岡会場講演会を皮切りに、名古屋会場(3月25日)、大阪会場(7月8日)、東京会場(9月17日)と4つの講演会を併催、9月30日の東京実習会を最後に全てのスケジュールを無事完了いたしました。無事完了したとはいえ、そこにはいろいろな苦労が有り、ここでは全てを語り尽く事はできないのであります。


 とりあえず、然も無い(さもない)こぼれ話としてお聞きください。

 我々は出来るだけ経費の掛からない会場探しから始まり、機材に関してはメーカーから無償で借りる事ができるならばそれを手配をし、スタッフの経費に関しては常に持ち出しでおこなっております。もちろん海外(スイス)から参加のW.Geller氏も旅費、宿泊費は、彼自身の持ち出しであり、W.Geller氏も謝礼は一切受け取っていないのであります。それは他の全ての演者に対しても同じ事が言えるのであります。とにかく徹底して無駄な経費は掛からぬよう排除し、我々のおこなってきたチャリティ講演会は他では類を見ない講演会組織だと自負しております。これは山本眞氏の指導が有ったからこそ成し遂げられた事なのであります。


 また、オークションの為の出品物も実行委員の無理な御願いに対して、出品者は嫌な顔ひとつせず協力していただいたのであります。経費の持ち出しや出品物等の物理的な問題に関しては、まだなんとか乗り切れるとしても、とにかく一番苦労し、どこの会場でも我々の力だけではどうにもならない事が人集めの問題なのであります。歯科技工界特有の当日の2週間前ぐらい前まではどこの会場も反応が悪く、冷や汗をかきながらの運営なのでありました。今でこそ笑って言えますが、あのヒヤヒヤした気持ちは2度と味わいたくないというのが、実行委員の偽わらざる本音なのであります。

「1,497名」の参加者、「2,818万1,574円」の義援金!

 これらを通じて「1,497名」の方々のご参加を頂き、「2,818万1,574円」の収益を得、大盛況の内に幕を閉じる事ができたのでありました。この参加者人数、この金額は、我々の誇りでありますし、参加者皆様方には感謝の言葉しか見つかりません。改めて皆様方には感謝の意を表したいと思います。

 

 必要最低限の経費(会場、器材費)は掛かっておりますが、スタッフ、演者の経費は常に持ち出しでおこなっているからこその、この収益金でした。

「受講生から集めた受講料はびた一文たりとも崩したく無い。受講料は被災者の為に出来るだけ多くの義援金にしたい!」

という山本眞氏の思想の上でのこの義援金の額面なのでありました。

 

 また、今までの大会の経費等の透明性については、山本氏の指導のもと100%透明なものとなっており、前体会までのHPを見て確認していただけますと皆様にも十分ご理解、納得していただけるものかと思います。

 

 だからこそ山本氏は、本チャリティ講演会では使途をより明確に、より効果的に使って頂ける方法はないかと、本実行委員達と慎重に検討を重ね、皆様からお預かりした義援金の全額を「公益財団法人 東日本大震災復興支援財団」「まなべる基金」へ10月25日付けで寄附をすることにしたのでありました

義援金こぼれ話

 山本眞氏は、阪神淡路大震災時のチャリティ講演会をおこなった経験が有る旨は上記でも述べました。阪神淡路大震災時のチャリティ講演会では、山本氏はみんなの話し合いのもと、その時の会の代表として、その時には当然躊躇する事も無く日本赤十字社に義援金を寄付したのであります。

 

 山本氏が当時を振り返って語るには、

義援金を銀行から日本赤十字社に振り込んで、

振り込み用紙の紙切れしか残らんかったんや!

それが寄付ちゅーもんやからしゃーないとしても、

その金が何処に何に使われたんかわからんちゅーのも・・・

なんか虚しなってなー・・・

それが寄付ちゅーもんといえばそらそうなんやけど・・・

義援金が何に使われたかがせめて見えれば・・・・」

 

という感想なのでありました。これは、山本氏が見返りが欲しいとかそういう気持ちではなく、「被災者の人達の喜んでいる姿を感じたい」という、只々それだけの気持ちなのであります。それは周りにいる実行委員の我々には十分理解できる話でした。

 

 そういう山本氏の経験から、この度の東日本大震災復興支援チャリティ講演会では、義援金の寄付先には実行委員で慎重に検討を重ねて「まなべる基金に決定した次第なのでありました。是非皆さんにも以下の「まなべる基金奨学生2013年度卒業報告」の動画を閲覧していただきたいのであります。きっと前回までに寄付していただいた方には被災者達の感謝が感じる事ができる事と思います。


「まなべる基金」とは簡単に言いますと、高校生だけを対象にした給付型奨学生制度。3年間の授業料に義援金があてがわれる制度です。

 

 東日本大震災復興支援財団 代表理事の立石勝義氏(向って左)東日本復興支援チャリティ講演会 実行委員長の山本眞氏。財団から私達の会に対して感謝状を授与している写真。

          東日本大震災復興支援チャリティ講演会 仙台大会に向けて 

 会を発足当初、山本眞氏は
福岡・名古屋・大阪・東京会場の大会が終了後、東日本が落ち着いた頃には東北地方で集大成と言うべき大会を行いたい!」
という夢を語っていたのであります。

 

  また、上記で述べたWilli Geller氏の
「こういったチャリティ、義援金は災害の直後にはみんなおこなう、それはそれで良い事なのであるが、数年経つとんな災害の事を忘れてしまう。時期を開けておこなう事の方が義援金として本当に大切な事なんだよ」
という言葉と、山本眞氏の構想とがここでもリンクし、紆余曲折ながらやっと今大会の仙台大会(2016年4月16・17日)にこぎつけることとなった次第なのであります。

 

 この企画が持ち上がった当初は、義援金を合理的に集める為には,

「会場を東京でなくて仙台でおこなう必要性は有るのだろうか!?」

といった意見が有ったのは事実ですし、これを読んでいる人の中にも同じような意見の方もおられる事でしょう!?

 

 ここに関しては、寄付金を集める合理性云々というよりも山本眞氏の夢、それを受けた今大会実行委員の使命感・目標、「東北の歯科技工界」に活気を付けたい、それによって、日本の歯科技工界が元気になって欲しいという純粋な気持ちだけなのであります。

 

 チャリティ講演会決算に関しましては、上記でも記載した通りこれほど「非常に透明性の高いチャリティ講演会」は他には類を見ないものだと自負しております。

 

 そこで、この大会を成功させる為には,本当に皆様のご協力無しではできないのであります。今までの大会(福岡・大阪・名古屋・東京)では1日間だけの開催でしたが、仙台大会では規模を拡大し2日間の開催となり、その分だけ演者数・企画数も増え、「密度の高い世界大会規模の講演会」になっております。

 

 今まではこういった規模の講演会は東京で行われる事が多かったのですが、今度は関東の人達は地方の人達の立場になり、また東北地方に行く事の無かった人達は、これを東北地方に訪れる良い機会と思っていただければ幸いと思っております。 

 

 しかし、東京よりも西の人達にとってはさらなる遠方になる事を強いる形になり、本当に申し訳無く、心苦しく思っております。多少強引な言い方ですが,これも東北地方へ訪れる良い機会と思って、ご参加していただけますと本当に幸いでございます。

 

 もしこの大会が成功した場合,歯科技工界の歴史にこの大会が刻まれる事でしょう! みなさん是非この瞬間に立ち会おうではありませんか!!

 

 我々一同、受講料以上の企画を用意して、全国からの皆様の御参加を心よりお待ちしております。よろしくお願いいたします。

 

仙台大会に向けて集結した同士達